“甥子”の読み方と例文
読み方割合
おいご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姪子甥子おいごの心意気を汲んでみろ、其餅のまずかろう筈があるめい、山百合は花のある時が一番味がえいのだそうだ、利助は、次手ついでがあるからって
姪子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
岸本等は停車場前の宿屋でその日を送ることにした。食事にだけ来いと言って、夕方には主婦の甥子おいごが使に来たので、五人の一行は町はずれの家の方へ歩いて行った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なんだ貴様はちょうの折りようを知らぬかと甥子おいごまでしかとばして騒ぐは田舎気質かたぎの義に進む所なり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)