“おいご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甥御77.8%
甥子16.7%
負子5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とんだことでしたね。——ところで、殺された甥御おいごの梅吉さんとかが、なんだって囲いの中へ入っていたんでしょう」
岸本等は停車場前の宿屋でその日を送ることにした。食事にだけ来いと言って、夕方には主婦の甥子おいごが使に来たので、五人の一行は町はずれの家の方へ歩いて行った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
負子おいごを外した男は、自分でスコップを持ち、女には鍬を握らせた。雪は下になるほど固く凍って居た。しかも上からは休みなく降り、風は平原の涯からうなりを立てて吹きつけ、吹き溜めて居た。
とも喰い (新字新仮名) / 本庄陸男(著)