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甥子
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おいご
ふりがな文庫
“
甥子
(
おいご
)” の例文
姪子
甥子
(
おいご
)
の心意気を汲んでみろ、其餅のまずかろう筈があるめい、山百合は花のある時が一番味がえいのだそうだ、利助は、
次手
(
ついで
)
があるからって
姪子
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
岸本等は停車場前の宿屋でその日を送ることにした。食事にだけ来いと言って、夕方には主婦の
甥子
(
おいご
)
が使に来たので、五人の一行は町はずれの家の方へ歩いて行った。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
なんだ貴様は
蝶
(
ちょう
)
の折り
様
(
よう
)
を知らぬかと
甥子
(
おいご
)
まで
叱
(
しか
)
り
飛
(
とば
)
して騒ぐは田舎
気質
(
かたぎ
)
の義に進む所なり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
兄、義理ある甥、
姉妹
(
きょうだい
)
の
姪
(
めい
)
、
甥子
(
おいご
)
、それから姪子——それらの人達が一団として残して置いて行った空気は、皆帰って行った後に成っても妙に強い力で岸本の心を圧した。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そういう折には彼はよく主婦の
甥子
(
おいご
)
に当るエドワアルをも伴った。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
甥
漢検準1級
部首:⽣
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“甥”で始まる語句
甥
甥御
甥女
甥君
甥姪
甥御様