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甚
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はなはだし
ふりがな文庫
“
甚
(
はなはだし
)” の例文
凡
(
およ
)
そ高利の術たるや、
渇者
(
かつしや
)
に水を売るなり。渇の
甚
(
はなはだし
)
く
堪
(
た
)
へ難き者に至りては、決してその肉を
割
(
さ
)
きてこれを換ふるを辞せざるべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
思うに人生の惨禍は、
彼
(
か
)
の厄難屡来りて遂に貧に陥り、
居
(
お
)
るに家無く、着るに衣無く、
喰
(
くら
)
うに食無く、加うるに
宿痾
(
しゅくあ
)
に侵され、或は軽蔑せられ、人生に望を失うものより
甚
(
はなはだし
)
きはなからん。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
この心なる宮はこの一月十七日に会ひて、この一月十七日の雪に会ひて、いとどしく貫一が事の
忍
(
しの
)
ばるるに
就
(
つ
)
けて
転
(
うた
)
た悪人の夫を厭ふこと
甚
(
はなはだし
)
かり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
陰には
己
(
おのれ
)
自ら更に
甚
(
はなはだし
)
き不為を
強
(
し
)
ひながら、人の口といふもののかくまでに重宝なるが
可笑
(
をか
)
し、と満枝は思ひつつも
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
甚
常用漢字
中学
部首:⽢
9画
“甚”を含む語句
太甚
甚麽
甚大
甚兵衛
幸甚
甚麼
甚太夫
甚振
佐橋甚五郎
甚深微妙
甚句
深甚
甚深
激甚
甚助
左甚五郎
甚平
脇坂甚内
甚五郎
甚内
...