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現実
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うつつ
ふりがな文庫
“
現実
(
うつつ
)” の例文
旧字:
現實
王さま、あちらにまいりましょう、
今夜
(
こよい
)
は夢でございます、
明日
(
あす
)
が待っております、
明日
(
あす
)
になれば、夢が
現実
(
うつつ
)
となりましょう。
ウスナの家
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
いえ! ……今こそ
現実
(
うつつ
)
……その後は闇! ……闇の墓場で、墓場の蔭で……あなた様のご出世見守りまする! ……お吉は死にます……ホ、本望! ……
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
忽
(
たちま
)
ち
私
(
わたくし
)
の
耳
(
みみ
)
にはっきりとした
一
(
ひと
)
つの
囁
(
ささや
)
き、『これは
海神
(
かいじん
)
の
怒
(
いか
)
り……
今日限
(
きょうかぎ
)
り
命
(
みこと
)
の
生命
(
せいめい
)
を
奪
(
と
)
る……。』
覚
(
おぼ
)
えずはっとして
現実
(
うつつ
)
にかえれば、
耳
(
みみ
)
に
入
(
い
)
るはただすさまじき
浪
(
なみ
)
の
音
(
おと
)
、
風
(
かぜ
)
の
叫
(
さけ
)
び——が
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
多分、この時の熟睡の中にも、旅中しばしば繰返されたその夢に、ついさき、見せられた故郷の山河が織り込まれて、相変らず、生と、死と、
現実
(
うつつ
)
と、
幻
(
まぼろし
)
との境に、引きずり廻されているに相違ない。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
歳 軋り
現実
(
うつつ
)
に入り
来
(
また
)
る
独楽
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
▼ もっと見る
彼女は仮死の状態から、
現実
(
うつつ
)
のこの世へ立ち帰った。全身に汗が流れている。その汗を拭いて、すやすやと、彼女は今度こそ本当の快い眠りにはいって行った。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“現実”の解説
現実
現実(げんじつ、en: Reality, Actuality)は、いま目の前に事実として現れているもののこと。あるいは現実とは、個々の主体によって体験される出来事を、外部から基本的に制約し規定するもの、もしくはそうした出来事の基底となる一次的な場のことである。現実と区別されるのは、嘘や真実を組み合わせてできたものである。
(出典:Wikipedia)
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“現実”で始まる語句
現実的
現実主義
現実派
現実主義者