玉依姫様たまよりひめさま)” の例文
玉依姫様たまよりひめさまは一々首肯うなづきながらわたくし物語ものがたり熱心ねっしんみみかたむけてくだされ、最後さいごわたくしひとりさびしく無念むねんなみだれながらわかくて歿なくなったことを申上もうしあげますと
こんな真面目まじめなおはなしをなさるときには、玉依姫様たまよりひめさまのあのうつくしいおかおがきりりときしまって、まともにおがむことができないほど神々こうごうしくえるのでした。
あれ、またしてもはなし側路わきみちへそれて先走さきばしってしまいました。これからあともどって、わたくしはじめて玉依姫様たまよりひめさまにおにかかったとき概況がいきょう申上もうしあげることにいたしましょう。