がり)” の例文
そこのまわりに、さまざまなお薬になる草があるんで、みんな昔は薬草がりにでかけたものだそうですよ。大池っていうの。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
獅子がりと、獅子狩の浮彫うきぼりとを混同しているような所がこの問の中にある。博士はそれを感じたが、はっきり口で言えないので、次のように答えた。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
がりいたし候處、すぐれたる散歩に相叶、洋醫も大に悦び、雨ふりには劒術をいたし候、又は角力を取候、何右等の力事ちからごとをいたし候樣申きけ候得共、是は相調かなひ申段相答候へば
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
「いいえ、それよりか、そのもみじがりの額の鬼が、」
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ほたるがり
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)