火刑ひあぶり)” の例文
かりそめにも火を放けたものは、自分の家であらうと、他人の家であらうと、假借かしやくもなく火刑ひあぶり、——然え上らなかつた場合でも死罪はまぬかれやうがなかつたのです。
先頃キネマ倶楽部で上場されたチェーラル・シンワーラーの「ジャンダーク」は大評判の大写真で、けてもその火刑ひあぶりの場は凄惨せいさんを極めて、近来の傑作たる場面であった。
活動写真 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
ロミオ 信仰しんかうかたこのまなこに、かりにも其樣そのやう不信心ふしんじんおこるならば、なみだほのほともかはりをれ! 何度なんどおぼれてもにをらぬこの明透すきとほ異端げだうめ、うそうたとが火刑ひあぶりにせられをれ! なんぢゃ
人皆いずれの道にも煙はのがれず、殊に不便はこれにぞありける。——これで、鈴ヶ森で火刑ひあぶりに処せられまするまでを、確か江戸中棄札すてふだやりを立てて引廻したはずと心得まするので。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かりそめにも火をけたものは、自分の家であろうと、他人の家であろうと、仮借かしゃくもなく火刑ひあぶり、——燃え上がらなかった場合でも死罪は免れようがなかったのです。
惡者一人火刑ひあぶりにしても、平次には慰むるところがあつたのです。
悪者一人火刑ひあぶりにしても、平次には慰むるところがあったのです。