“濡(ひた)” の例文
懷中時計(くわいちうどけい)は海水(かいすい)に濡(ひた)されて、最早(もはや)物(もの)の用(よう)には足(た)らぬが、時(とき)は午前(ごぜん)の十時(じ)と十一時(じ)との間(あひだ)であらう、此時(このとき)不圖(ふと)心付(こゝろづ)くと、今迄(いままで)は、たゞ浪(なみ)のまに/\漂(たゞよ)つて居(を)るとのみ思(おも)つて居(を)つた端艇(たんてい)が