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濕
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し
ふりがな文庫
“
濕
(
し
)” の例文
新字:
湿
ひどい降りだ、斯んな日は火でも澤山おこさないと座敷が
濕
(
し
)
けていけないと言ひながら圍爐裡に炭を山の樣についでゐる。流石に山の上で斯うせねばまた寒くもあるのだ。
山寺
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
雨落
(
あまおち
)
に
敷詰
(
しきつ
)
めた
礫
(
こいし
)
には
苔
(
こけ
)
が
生
(
は
)
えて、
蛞蝓
(
なめくぢ
)
が
這
(
は
)
ふ、
濕
(
し
)
けてじと/\する、
内
(
うち
)
の
細君
(
さいくん
)
が
元結
(
もとゆひ
)
をこゝに
棄
(
す
)
てると、
三七
(
さんしち
)
二十一日
(
にじふいちにち
)
にして
化
(
くわ
)
して
足卷
(
あしまき
)
と
名
(
な
)
づける
蟷螂
(
かまきり
)
の
腹
(
はら
)
の
寄生蟲
(
きせいちう
)
となるといつて
塾生
(
じゆくせい
)
は
罵
(
のゝし
)
つた。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひとつは、
濕
(
し
)
める
梔子
(
くちなし
)
の
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
燐
(
りん
)
は
濕
(
し
)
めりてつき
纒
(
まと
)
ひ
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
濕
部首:⽔
17画
“濕”を含む語句
濕氣
濕々
濕地
陰濕
生濕
薄濕
濕布
濕生
千本濕地
迦濕彌羅
濕雜巾
濕衾
濕臭
濕聲
打濕
濕熱
半濕
濕地蕗
濕地熱
卑濕
...