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源三位
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げんざんみ
ふりがな文庫
“
源三位
(
げんざんみ
)” の例文
湯は菖蒲の湯で、伝説にいう
源三位
(
げんざんみ
)
頼政の
室
(
しつ
)
菖蒲の前は
豆州
(
ずしゅう
)
長岡に生れたので、頼政滅亡の後、かれは故郷に帰って河内村の禅長寺に身をよせていた。
秋の修善寺
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
日常、事々に、驚くことを忘れ果てた人々は、この春、
源三位
(
げんざんみ
)
頼政が、あんな現実的に、血をもって、世の苦悩を示しても、なお、そう驚きはしなかった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平家一色の京に源氏としてとどまりながら、巧みな政治力でその地位を保っていたのは、この頃近衛河原に住んでいた
源三位
(
げんざんみ
)
入道頼政であったが、ある夜ひそかに高倉宮を尋ねた。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
世を恨み義に勇みし
源三位
(
げんざんみ
)
、數もなき白旗
殊勝
(
しゆしよう
)
にも宇治川の
朝風
(
あさかぜ
)
に飜へせしが、
脆
(
もろ
)
くも破れて空しく一族の
血汐
(
ちしほ
)
を
平等院
(
びやうどうゐん
)
の
夏草
(
なつくさ
)
に染めたりしは、諸國源氏が
旗揚
(
はたあげ
)
の先陣ならんとは
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
高綱
(
たかつな
)
も
源三位
(
げんざんみ
)
も都踊りの
飛沫
(
とばっちり
)
を受けた。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
そんなら観音堂の
額
(
がく
)
を見たろう。あのなかに
源三位
(
げんざんみ
)
頼政の
鵺
(
ぬえ
)
退治がある。頼政が鵺を射て落すと、家来の
猪早太
(
いのはやた
)
が刀をぬいて刺し透すのだ。な、判ったか。
鷲
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「てめえ達とは、体のできが違うぞ、天城四郎は、不死身なのだ、
源三位
(
げんざんみ
)
の矢も、俺には通るまい」憎々しい見得を切って、大殿の屋根の峰を
濶歩
(
かっぽ
)
するように、手を振って
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この成績がよかったので、越えて三十四年の十月、明治座では再び松居君の史劇「
源三位
(
げんざんみ
)
」を上場した。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「でも、
源三位
(
げんざんみ
)
頼政の
軍
(
いくさ
)
に加わって、討死したのじゃという人がありました」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして明治三十二年の秋に、明治座で史劇「
悪源太
(
あくげんた
)
」を上場することになった。俳優は初代の
左団次
(
さだんじ
)
一座であった。続いて三十四年の秋に、同じく明治座で「
源三位
(
げんざんみ
)
」を書いた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「されば、
源三位
(
げんざんみ
)
頼政殿の討死せられたのは、この辺りではないか」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
源
常用漢字
小6
部首:⽔
13画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“源三位”で始まる語句
源三位頼政