しう)” の例文
妻志保は四十四、ぢよかえは九つであつた。柏軒夫妻は共に三十四、女しう三つであつた。長は三十、正宗院は七十三になつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
柴野栗山しばのりつざん尾藤びとうしう、古賀精里、頼春水、桑山玉洲くはやまぎよくしう釧雲泉くしろうんせん立原翠軒たちはらすゐけん野呂介石のろかいせき、田能村竹田等は悉その友人である。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
潮通靺鞨三千里しほつうずまつかつにさんぜんり 雲接蓬莱くもせつすほうらい七十しう
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
宇内うだい睥睨にらむ。 一大いちだいしう
柏軒の長女しうは此年に生れた。是より先長男棠助たうすけが生れたが、其年月を詳にしない。並に狩谷氏しゆんの出である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)