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注視
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ちゅうし
ふりがな文庫
“
注視
(
ちゅうし
)” の例文
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
、
菜
(
な
)
の
花
(
はな
)
ののどかな村むらを、
粟毛
(
くりげ
)
に
額白
(
ぬかじろ
)
の馬をのりまわした糟谷は、
当時
(
とうじ
)
若
(
わか
)
い男女の
注視
(
ちゅうし
)
の
焦点
(
しょうてん
)
であった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
加瀬谷少佐は、戦車のはねとばす土を、頭からかぶりながら、熱心に、地下戦車の廻転錐のところを
注視
(
ちゅうし
)
する。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
指さすかなたを
注視
(
ちゅうし
)
すれば、おいしげる
灌木林
(
かんぼくりん
)
をおしわけて、一個のぞうのような
巨獣
(
きょじゅう
)
がすすんでくる。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
じゅうぶん
心得
(
こころえ
)
ている花前は、なんの
苦
(
く
)
もなくはね牛の乳をしぼってしまった。主人は
安心
(
あんしん
)
すると
同時
(
どうじ
)
に、つくづく花前の
容貌風采
(
ようぼうふうさい
)
を
注視
(
ちゅうし
)
して、一種の感じを
禁
(
きん
)
じえなかった。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
そして入口の蔭から、第三十九号室の有様を、
瞬
(
まばた
)
きもせず、
注視
(
ちゅうし
)
していた。
鬼仏洞事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
隆夫のたましいは、まわるのをやめて、それを
注視
(
ちゅうし
)
した。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大木はようやく矢野の顔を
注視
(
ちゅうし
)
した。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
それから、じっと鞄を
注視
(
ちゅうし
)
した。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
“注”で始まる語句
注
注意
注連
注連縄
注文
注進
注意深
注射
注連繩
注連飾