“巨獣”の読み方と例文
旧字:巨獸
読み方割合
きょじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は七つの金魚池の青いゆがみの型を、太古の巨獣きょじゅうの足跡のように感じ、ぼんやりとその地上の美しい斑点に見とれていた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一行が沼のほとりをたどってゆくと、とつぜん一個の巨獣きょじゅうが、がさがさと音をたてて、灌木林かんぼくばやしのなかへ身をひそめた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
口笛を吹いて、せっかくおとなしくしている恐竜をよび、巨獣きょじゅうどもを怒らせてはたいへんだ。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)