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泥鏝
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こて
ふりがな文庫
“
泥鏝
(
こて
)” の例文
足場を昇りて中ぬりの
泥鏝
(
こて
)
を持ちながら、下なる奴に物いひつけんと振向く途端、暦に黒ぼしの佛滅とでも言ふ日で有しか、年來馴れたる足場をあやまりて
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
七歳
(
ななつ
)
のとしに
父親
(
てておや
)
得意場
(
とくいば
)
の
蔵普請
(
くらぶしん
)
に、足場を昇りて
中
(
なか
)
ぬりの
泥鏝
(
こて
)
を持ちながら、下なる
奴
(
やつこ
)
に物いひつけんと振向く途端、暦に黒ぼしの仏滅とでも言ふ日で有しか、年来
馴
(
な
)
れたる足場をあやまりて
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
七歳
(
なゝつ
)
のとしに
父親
(
てゝおや
)
得意塲
(
とくいば
)
の
藏普請
(
くらぶしん
)
に、
足塲
(
あしば
)
を
昇
(
のぼ
)
りて
中
(
なか
)
ぬりの
泥鏝
(
こて
)
を
持
(
も
)
ちながら、
下
(
した
)
なる
奴
(
やつこ
)
に
物
(
もの
)
いひつけんと
振向
(
ふりむ
)
く
途端
(
とたん
)
、
暦
(
こよみ
)
に
黒
(
くろ
)
ぼしの
佛滅
(
ぶつめつ
)
とでも
言
(
い
)
ふ
日
(
ひ
)
で
有
(
あり
)
しか、
年來
(
ねんらい
)
馴
(
な
)
れたる
足塲
(
あしば
)
をあやまりて
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
鏝
漢検1級
部首:⾦
19画
“泥”で始まる語句
泥
泥濘
泥鰌
泥土
泥溝
泥棒
泥坊
泥水
泥酔
泥亀