“泥鏝”の読み方と例文
読み方割合
こて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足場を昇りて中ぬりの泥鏝こてを持ちながら、下なる奴に物いひつけんと振向く途端、暦に黒ぼしの佛滅とでも言ふ日で有しか、年來馴れたる足場をあやまりて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
七歳ななつのとしに父親てておや得意場とくいば蔵普請くらぶしんに、足場を昇りてなかぬりの泥鏝こてを持ちながら、下なるやつこに物いひつけんと振向く途端、暦に黒ぼしの仏滅とでも言ふ日で有しか、年来れたる足場をあやまりて
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
七歳なゝつのとしに父親てゝおや得意塲とくいば藏普請くらぶしんに、足塲あしばのぼりてなかぬりの泥鏝こてちながら、したなるやつこものいひつけんと振向ふりむ途端とたんこよみくろぼしの佛滅ぶつめつとでもありしか、年來ねんらいれたる足塲あしばをあやまりて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)