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泉鏡花
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いずみきょうか
ふりがな文庫
“
泉鏡花
(
いずみきょうか
)” の例文
はじめの二回はいずれも
喜多村緑郎
(
きたむらろくろう
)
君や
松崎天民
(
まつざきてんみん
)
君、
花柳章太郎
(
はなやぎしょうたろう
)
君、それに
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
氏をもお誘いして発起人に加わってもらったのだが
怪談
(新字新仮名)
/
平山蘆江
(著)
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
氏、
喜多村緑郎
(
きたむらろくろう
)
氏の他、発起人として尽力したのは、
平山蘆江
(
ひらやまろこう
)
氏や
三宅孤軒
(
みやけこけん
)
氏などであった。
友人一家の死
(新字新仮名)
/
松崎天民
(著)
明治時代の吉原とその附近の町との情景は、
一葉
(
いちよう
)
女史の『たけくらべ』、
広津柳浪
(
ひろつりゅうろう
)
の『
今戸心中
(
いまどしんじゅう
)
』、
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
の『註文帳』の如き小説に、滅び行く最後の面影を残した。
里の今昔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
子の『
高野聖
(
こうやひじり
)
』は、その中の
幻異志
(
げんいし
)
にある『
板橋三娘子
(
はんきょうさんろうし
)
』から出発したものである。
怪譚小説の話
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
これが
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
の小説だと、
任侠
(
にんきょう
)
欣
(
よろこ
)
ぶべき芸者か何かに、
退治
(
たいじ
)
られる奴だがと思っていた。しかしまた現代の日本橋は、とうてい鏡花の小説のように、動きっこはないとも思っていた。
魚河岸
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
もし、現在の作家の中に、例を引いてみるならば、
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
氏のごときがその人ではないだろうか。第二の人は、芸術と自分の実生活との間に、思いをさまよわせずにはいられないたちの人である。
広津氏に答う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
やがて現はれたるものを見れば文学雑誌はその名を『文芸界』と称し
佐々醒雪
(
さっさせいせつ
)
を主筆に
平尾
(
ひらお
)
不孤
(
ふこ
)
草村
(
くさむら
)
北星
(
ほくせい
)
斎藤
(
さいとう
)
弔花
(
ちょうか
)
の諸子を編輯員とし巻首にはたしか
広津柳浪
(
ひろつりゅうろう
)
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
らの新作を掲げたり。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
小説らしい小説は、
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
氏の「
化銀杏
(
ばけいちょう
)
」が始めだったかと思います。もっともその前に「
倭文庫
(
やまとぶんこ
)
」や「
妙々車
(
みょうみょうぐるま
)
」のようなものは卒業していました。これはもう高等小学校へはいってからです。
文学好きの家庭から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
鏡
常用漢字
小4
部首:⾦
19画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“泉”で始まる語句
泉
泉水
泉州
泉下
泉石
泉殿
泉岳寺
泉声
泉屋
泉村