母公はゝご)” の例文
いと忠實まめ/\しくはたらさま如何にも孝子と見えけるゆゑ九助も不便ふびんに思ひ勝手元迄かつてもとまで手傳てつだひて少しなが母公はゝごに何ぞまゐらせられよと錢一貫文くわんもんやりければ母子は有難なみだを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とる所存なれば今吉三郎が來りしを忌々敷いま/\しく思ひ何卒して田舍ゐなか追歸おひかへさんと心にたくみ夫は態々わざ/\尋ね來りしかど此方このはうかはる事なければ今母公はゝご對面たいめんするには及ばず早々さう/\國へ歸りて母を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)