“殺(ころす)” の例文
突(つき)たりと見れば数疋(すひき)の猛犬(つよいぬ)いちどに飛かゝりて囓(かみ)つく。犬は人を力とし、人は犬を力として殺(ころす)もあり。此術は椌(うつほ)木にこもりたるにもする事也。
山家の人の話(はなし)に熊を殺(ころす)こと二三疋、或(ある)ひは年(とし)歴(へ)たる熊一疋を殺も、其山かならず荒(ある)る事あり、山家(さんか)の人これを熊荒(あれ)といふ。このゆゑに山村(さんそん)の農夫(のうふ)は需(もとめ)て熊を捕(とる)事なしといへり。