機密きみつ)” の例文
そのかんに、やはり一人の耶蘇会の異国人が、密偵を働いて、関東の機密きみつを、大坂へ通じた事件が発覚した。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旧幕政府きゅうばくせいふの内情を詳記しょうきしたるは、いずれ先生の御話おはなしりたるものなるべし、先生にはくもかかる機密きみつ御承知ごしょうちにて今日までも記憶きおくせられたりといえば、先生
櫻木大佐さくらぎたいさ幾年月いくねんげつあひだ苦心くしん苦心くしんかさねたる結果けつくわある秘密ひみつなる十二しゆ化學藥液くわがくやくえき機密きみつなる分量ぶんりよう化合くわごうは、普通ふつう電氣力でんきりよくして、ほとんど三十ばい以上いじやう猛烈まうれつなる作用さようおここと發見はつけん
かねてシャブズン師から聞いて居った機密きみつの話を持ち掛けた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
従来、徳川家の特色として来た独味の兵制軍法が、石川数正の離脱によって、その秘裏ひり機密きみつが、つつ抜けに、大坂方へ読み取られてしまうことは、必然としなければならない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)