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機密
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きみつ
ふりがな文庫
“
機密
(
きみつ
)” の例文
その
間
(
かん
)
に、やはり一人の耶蘇会の異国人が、密偵を働いて、関東の
機密
(
きみつ
)
を、大坂へ通じた事件が発覚した。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
旧幕政府
(
きゅうばくせいふ
)
の内情を
詳記
(
しょうき
)
したるは、いずれ先生の
御話
(
おはなし
)
に
拠
(
よ
)
りたるものなるべし、先生には
能
(
よ
)
くもかかる
機密
(
きみつ
)
を
御承知
(
ごしょうち
)
にて今日までも
記憶
(
きおく
)
せられたりといえば、先生
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
が
幾年月
(
いくねんげつ
)
の
間
(
あひだ
)
苦心
(
くしん
)
に
苦心
(
くしん
)
を
重
(
かさ
)
ねたる
結果
(
けつくわ
)
、
或
(
ある
)
秘密
(
ひみつ
)
なる十二
種
(
しゆ
)
の
化學藥液
(
くわがくやくえき
)
の
機密
(
きみつ
)
なる
分量
(
ぶんりよう
)
の
化合
(
くわごう
)
は、
普通
(
ふつう
)
の
電氣力
(
でんきりよく
)
に
比
(
ひ
)
して、
殆
(
ほと
)
んど三十
倍
(
ばい
)
以上
(
いじやう
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なる
作用
(
さよう
)
を
起
(
おこ
)
す
事
(
こと
)
を
發見
(
はつけん
)
し
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
かねてシャブズン師から聞いて居った
機密
(
きみつ
)
の話を持ち掛けた。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
従来、徳川家の特色として来た独味の兵制軍法が、石川数正の離脱によって、その
秘裏
(
ひり
)
と
機密
(
きみつ
)
が、つつ抜けに、大坂方へ読み取られてしまうことは、必然としなければならない。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“機密”の意味
《名詞》
機 密(きみつ)
国家や企業などの組織において、特に秘密にしなければならない重要なことがら。
(出典:Wiktionary)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
“機密”で始まる語句
機密閣
機密費
機密漏洩
機密社会