“機密閣”の読み方と例文
読み方割合
ブラック・キャビネット100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
散々さんざんぱら悩まされた五芒星呪文の正体が、ものもあろうに、ルイ十三世朝機密閣ブラック・キャビネット史の中から発見されたのだよ。いや言葉を換えて云おう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
実にこの事件の本体が、あの陰険きわまりない暗躍の中に尽されているのだよ。ところで支倉君、君は、リシュリュウ機密閣ブラック・キャビネットの内容を知っているかね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それに『リシュリュウ機密閣ブラック・キャビネット史』を当てたのでしたけれども、恐らくその人名は、家族の者にも、また貴方がた捜査官にも、なんらかの使嗾しそうを起さずにいまいと考えられておりました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)