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かまへうち
ふりがな文庫
“
構内
(
かまへうち
)” の例文
その内一度
点
(
つ
)
けた明りを消した様子で、
構内
(
かまへうち
)
は又ひつそりと
寝鎮
(
ねしづ
)
まりました。まだ夜の明け切るには間があつたのです。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
「
丸
(
まる
)
で
前
(
まへ
)
の
本多
(
ほんだ
)
さん
見
(
み
)
た
樣
(
やう
)
ね」と
御米
(
およね
)
が
笑
(
わら
)
つた。
前
(
まへ
)
の
本多
(
ほんだ
)
さんと
云
(
い
)
ふのは、
矢張
(
やは
)
り
同
(
おな
)
じ
構内
(
かまへうち
)
に
住
(
す
)
んで、
同
(
おな
)
じ
坂井
(
さかゐ
)
の
貸家
(
かしや
)
を
借
(
か
)
りてゐる
隱居夫婦
(
いんきよふうふ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
二洲の官舎は初め聖堂の
構内
(
かまへうち
)
にあつて、後に壱岐坂に邸を賜はつたと云ふ。山陽の寓したのは此官舎であらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
玉川
砂礫
(
ざり
)
を敷きたる
径
(
こみち
)
ありて、
出外
(
ではづ
)
るれば子爵家の
構内
(
かまへうち
)
にて、
三棟
(
みむね
)
並べる
塗籠
(
ぬりごめ
)
の
背後
(
うしろ
)
に、
桐
(
きり
)
の木高く
植列
(
うゑつら
)
ねたる
下道
(
したみち
)
の清く掃いたるを
行窮
(
ゆきつむ
)
れば、
板塀繞
(
いたべいめぐ
)
らせる
下屋造
(
げやつくり
)
の煙突より
忙
(
せは
)
しげなる
煙
(
けふり
)
立昇りて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“構内”の意味
《名詞》
構内(こうない)
囲いの中。建物、敷地の内部。
(出典:Wiktionary)
構
常用漢字
小5
部首:⽊
14画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“構内”で始まる語句
構内食堂
構内裏庭
構内照明燈