トップ
>
業平朝臣
>
なりひらあそん
ふりがな文庫
“
業平朝臣
(
なりひらあそん
)” の例文
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
から、先々代染井右近、當代染井鬼三郎の名を連ねた、
牙軸
(
げぢく
)
鳥の子仕立、
金襴
(
きんらん
)
表裝の系圖書が何處へ行つたかわかりません。
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
燕子花
(
かきつばた
)
さく八橋も、渡れば渡る渡りがね、そこへ
後
(
あと
)
から追って来た、
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
の
狩衣
(
かりぎぬ
)
や、オーイ、オーイと呼びかける
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
の(名にしおはゞいざこととはむ)歌の心をまのあたり、鳥の姿に見たいと言ふ、花につけ、月につけ、をりからの
菊
(
きく
)
紅葉
(
もみじ
)
につけての
思
(
おも
)
ひ
寄
(
より
)
には相違あるまい。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
だれも知った
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
の古歌であるが、感傷的になっている人々はこの歌に心を打たれていた。
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「山口(隣村)から見物に来たおじさんがおもしろいことを言ったで——まるで
錦絵
(
にしきえ
)
から抜け出した人のようだったなんて——なんでも、
東下
(
あずまくだ
)
りの
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
だと思えば、間違いないなんて。」
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
「なるほどなあ、こりゃア
凄
(
すご
)
い! 男の俺でさえこりゃア参る! 美しいものじゃ、
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
じゃ! ……やい!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「ところが費ひ切れないほど金があるから、何處へ行つても
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
の御通りで御座いだ」
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ただの恋愛談を技巧だけで
綴
(
つづ
)
ってあるような小説に
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
を負けさせてなるものですか
源氏物語:17 絵合
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
しぞ思ふ——
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
の有名な和歌は申すまでもないことでありますが、八ツ橋は名高い歌枕の土地ゆえ、この外にいろいろ有名な和歌が、うたわれていることでございましょうな
真間の手古奈
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
王朝時代に
東
(
あづま
)
に下つた、
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
の
裔
(
すゑ
)
だとも言ひ、染井村に土着して、代々豪士として勢威を振ひ、太田
道灌
(
だうくわん
)
が江戸に
築
(
きづ
)
いた頃は、それに仕官して軍功を樹てましたが、徳川家康入府の際には
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
業平朝臣
(
なりひらあそん
)
と
恋仇
(
こいがたき
)
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
臣
常用漢字
小4
部首:⾂
7画
“業平”で始まる語句
業平
業平橋
業平竹
業平侯爵
業平文治
業平塚
業平岩
業平忌
業平村
業平男