“末々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すえ/″\33.3%
すえずえ33.3%
すゑ/″\33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他にも以前つとめたものは幾許いくらもあるが、お前のように末々すえ/″\まで力になってくれる人は少ない、私は死んでもいといはないけれども、まだ十九つゞ廿歳はたちの千代をあとに残して死ぬのはのう……
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
されば一族はじめ末々すえずえやからからその家族まで、みなわしの肩にかけられている者だ。身一つの覚悟などで、正成のほぞが決められようか。……で、まずわが妻子から離別してとは、考えられた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ならはせんと京都へのぼ堂上方だうじやうかた宮仕みやづかへさせしに同家の女中ぢよちうお竹と云ふに密通みつつうなし末々すゑ/″\約束迄やくそくまでして居たりしを朋友ほういうの中にも其女に心をかけ色々と云寄いひよりしが早晩いつしか大森右膳おほもりうぜんと深き中になり居ると云ふ事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)