有付ありつき)” の例文
あはせ何時まで斯して居るとも段々だん/\路用ろようつきる而已にて江戸の樣子は知れざるゆゑ奉公するにも何所どこへ頼んでよろしきや勝手もわからずいつその事に何ぞ小商ひにてもはじめて見樣みやうかと明暮あけくれ身の有付ありつき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
俚諺ことわざとみを取て目を廻し身代に苦みし者漸々やう/\金のつる有付ありつきヤレ/\嬉しやと思ひ病氣付事あり是心のゆるみより出るとかや茲に畏くも 人皇百九代 後水尾ごみづのを天皇には至て和歌を好ませられ後々のち/\三十六歌仙かせん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)