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曾良
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そら
ふりがな文庫
“
曾良
(
そら
)” の例文
曾良
(
そら
)
は師翁に随伴して加賀国にくる数日前、
越後
(
えちご
)
の
市振
(
いちぶり
)
という
海端
(
うみばた
)
の駅にとまって、測らずも二人の新潟の遊女と同宿した。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「露やふる蜘蛛の巣ゆがむ軒の月」という
曾良
(
そら
)
の句は、同じ元禄時代の作だけれども、この句に比すれば繊巧な点において遥にまさっている。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
はるかなる
独
(
ひと
)
り
旅路
(
たびぢ
)
の果てにして
壱岐
(
いき
)
の
夜寒
(
よさむ
)
に
曾良
(
そら
)
は死にけり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
行き/\て倒れ伏すとも萩の原
曾良
(
そら
)
俳句の初歩
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
行き/\て倒れ伏すとも萩の原
曾良
(
そら
)
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
宮に召されしうき名はづかし
曾良
(
そら
)
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ただし
曾良
(
そら
)
の
附句
(
つけく
)
に描かれた遊女が、私は盲であったろうと思っているわけではない。まだあの頃にはこの一種の
御前
(
ごぜ
)
以外にも、色々の
上﨟
(
じょうろう
)
が村をあるいていたらしいのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
命
(
いのち
)
はてしひとり旅こそ
哀
(
あは
)
れなれ
元禄
(
げんろく
)
の
代
(
よ
)
の
曾良
(
そら
)
の旅路は
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
終夜
(
よもすがら
)
秋風聞くや裏の山
曾良
(
そら
)
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
曾良
(
そら
)
の描き出した四五人の一群は、またまったく別の
途
(
みち
)
を歩んでいたのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“曾良(河合曾良)”の解説
河合 曾良(かわい そら 慶安2年(1649年) - 宝永7年5月22日(1710年6月18日))は、江戸時代中期の俳人。本名は岩波庄右衛門正字、通称は河合惣五郎。松尾芭蕉の『奥の細道』における奥州・北陸の旅に同行した弟子。蕉門十哲の一人とされる場合もある。
(出典:Wikipedia)
曾
部首:⽈
12画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
“曾”で始まる語句
曾
曾孫
曾祖母
曾遊
曾祖父
曾我
曾根
曾子
曾呂利
曾皙