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暮
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ぐ
ふりがな文庫
“
暮
(
ぐ
)” の例文
そして、一番永く身を隠していた家が、孫兵衛、お前とお前の母親とがふたり
暮
(
ぐ
)
らしで棲んでいた川島の丘のお前の屋敷だ
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに
咳嗽
(
せき
)
が出る。ちょうどそこに行田に戻り車がうろうろしていたので、やすく
賃銭
(
ちんせん
)
をねぎって乗った。寒い
路
(
みち
)
を日の
暮
(
く
)
れ
暮
(
ぐ
)
れにようやく家に着いた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
昔ながらの
松明
(
まつのあかり
)
の
覚束
(
おぼつか
)
なき光に見廻はせば、
寡婦
(
やもめ
)
暮
(
ぐ
)
らしの何十年に屋根は漏り、壁は破れて、幼くて
我
(
わが
)
引き取られたる頃に思ひ
較
(
く
)
らぶれば、いたく
頽廃
(
たいはい
)
の色をぞ示す
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“暮”を含む語句
薄暮
日暮
夕暮
歳暮
年暮
朝暮
鰥暮
旦暮
日暮里
日暮方
御暮
暮秋
田舎暮
野暮
暮方
明暮
暮靄
皆暮
暮春
盆暮
...