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昨
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きのう
ふりがな文庫
“
昨
(
きのう
)” の例文
我はこの山脈に分け入って、
昨
(
きのう
)
は月の清光を浴び、きょうは雲漫々たる無限を踏む、我といえる一個体、一霊魂
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
唯
(
と
)
見
(
み
)
ると二大蛇長十余丈で渓中に遇うて
相
(
あい
)
繞
(
まと
)
うに白い方が弱い、狩人射て黄な奴を殺した、暮方に
昨
(
きのう
)
の人来って大いにありがたい、御礼に今年中ここで猟しなさい
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
西は
筑紫
(
つくし
)
の海の果から、東は南部・津軽の山の蔭に及ぶまで、多くの農民の行事がほとんどわずかの変化もなしに、一時一様に行わるるは今なお
昨
(
きのう
)
のごとくであって
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
尤
(
もっと
)
も私がその
婦
(
おんな
)
にすれ違った、
昨
(
きのう
)
の日は、名古屋から伊豆まわりの、大がかりな呉服屋が、自動車三台で乗込んで、年に一度の取引、湯の町の女たち、この宿の番頭手代、大勢の女房娘
連
(
づれ
)
が
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昨
常用漢字
小4
部首:⽇
9画
“昨”を含む語句
昨夜
昨日
一昨日
一昨年
昨晩
一昨夜
昨夕
昨年
昨宵
一昨々日
一昨々年
再昨日
昨今
昨日今日
一昨昨日
昨秋
昨曉
昨夜来
先一昨年
昨夢
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