日課にっか)” の例文
「そこでわれわれはこの冬ごもりのあいだに、日課にっかを定めて勉強したいと思うがどうだろう」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それから、としも、正二しょうじも、むら子供こどもたちは、学校がっこうかえりに、みずをくんで、さくらにかけてやるのを日課にっかとしたのです。どうでしょう。は、ふたたびむかし元気げんきをとりもどしました。
青葉の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
昼になると、荘園の木戸から一五〇メートルほどはなれたところにある住居すまいにもどって、食事をするのが日課にっかとなっており、草原そうげんをとぼとぼ横切る執事しつじを、その日も近所の女の子が見ていた。
子供こどもたちは、日課にっかのように、みんなでかわりにかけました。かれらは、血眼ちまなこになって、はちのをさがしていたのです。ゆうちゃんは、そのはなしくたびに、にわのはちのかべました。
ある夏の日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)