“にっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日華50.0%
日課50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姉の富佐子ふさこは、結婚けっこんしていたけれど、良人が日華にっか事変の当時出征しゅっせいして戦死してからと云うもの、勝気で男まさりなところから、子供のないままに、野菜荷をかついで東京の町々へ売りに行って
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
即ち日華にっか事変が最高潮に達していた頃の話である。英領南アフリカ喜望峰の近くに、東倫敦イースト・ロンドンという小さい漁港がある。その西方数マイルの海底から、トロール網にかかって、不思議な魚があがって来た。
昼になると、荘園の木戸から一五〇メートルほどはなれたところにある住居すまいにもどって、食事をするのが日課にっかとなっており、草原そうげんをとぼとぼ横切る執事しつじを、その日も近所の女の子が見ていた。
子供こどもたちは、日課にっかのように、みんなでかわりにかけました。かれらは、血眼ちまなこになって、はちのをさがしていたのです。ゆうちゃんは、そのはなしくたびに、にわのはちのかべました。
ある夏の日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)