料理番りょうりばん)” の例文
それをききますと、召使めしつかいはすぐさまそのカモのくびったまをひっつかみ、台所だいどころへもっていって、料理番りょうりばんにいいました。
「どうかミリガン夫人ふじんが、そのタルトをうまくこしらえる料理番りょうりばんをまだ使っているといいなあ」とかれは言った。「あんずのタルトはきっとおいしいにちがいない」
魔法まほうつえをふるって、王様とお妃をのぞいては、お城のなかの物のこらず、それはおつきの女教師おんなきょうしから、女官じょかんから、おそばづきの女中じょちゅうから、宮内くない官、表役人おもてやくにん、コック長、料理番りょうりばんから、炊事係すいじがかり
眠る森のお姫さま (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
こんなふうにして、カモはふたばんやってきましたが、三日めの晩に、料理番りょうりばんのわかいものにむかっていいました。
あの気のどくな養母ようぼがこしらえてくれたしおのじゃがいもと、ミリガン夫人ふじん料理番りょうりばんのこしらえるくだもの入りのうまいお菓子かしやゼリーやクリームやまんじゅうとくらべると、なんというそういであろう。
それで、なさけ知らずのおかみさんが、このぼくをスープにして食べちまえって、料理番りょうりばんの女にいいつけたのさ。だから、ぼくは、今夜、くびを切られちまうんだ。
ところがそのばんのことです。料理番りょうりばんのわかいものが、台所だいどころながぐちから、一のカモがおよいではいってくるのを見ました。ところが、そのカモがこんなことをいいました。
そして、こんどは、ハツカネズミが料理番りょうりばんになり、小鳥が水をくむやくにまわりました。
小鳥がやってきて、食べものをならべようとしましたが、料理番りょうりばんのすがたが見えません。小鳥はあわてふためいて、たきぎをあっちこっちへほうりだして、大声によびながら、さがしまわりました。