文學的ぶんがくてき)” の例文
けれども、わざ/\つくりかへようといふかんがへをつたときには、たいてい失敗しつぱいして、もとうたから獨立どくりつしたねうちのない、文學的ぶんがくてきにはだめなものがおほいのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
おなをんな取卷とりまかれてゐても、三上みかみは(説明中止せつめいちうし)——時雨しぐれさんは、社會的しやくわいてきに、文學的ぶんがくてきに、とにかく最早もはや、三四人よにん女文子をんなぶんし送出おくりだしてゐる、この賢明けんめいにしてうつくしいひと
としかはらないうちにもうはるたといふ氣持きもちは、文學的ぶんがくてきではないけれども、たしかに文學ぶんがく生活せいかつうへでは、一種いつしゆ注意ちゆういをひくことであります。それでこのうた出來できたのでありました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)