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文台
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ぶんだい
ふりがな文庫
“
文台
(
ぶんだい
)” の例文
其月の死骸のそばには
文台
(
ぶんだい
)
が据えられて、誰が供えたのか知らないが、
手向
(
たむ
)
けの句らしい短冊が六、七枚も乗せてあった。
半七捕物帳:36 冬の金魚
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「はい、呉郡富春(浙江省・富陽市)の産で、孫、名は堅、
字
(
あざな
)
は
文台
(
ぶんだい
)
と申し、南方ではなかなか名の売れている男です」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雅楽頭は歩いていって、元の席に坐り、
文台
(
ぶんだい
)
の上の
鈴
(
れい
)
を取って鳴らした。そして、懐紙を出してぐいぐいと顔を拭き、それを繰り返したあと、もういちど鈴を鳴らした。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
松宇
(
しょうう
)
氏来りて
蕪村
(
ぶそん
)
の
文台
(
ぶんだい
)
といふを示さる。
天
(
あま
)
の
橋立
(
はしだて
)
の松にて作りけるとか。
木理
(
もくめ
)
あらく上に
二見
(
ふたみ
)
の岩と
扇子
(
せんす
)
の中に松とを画がけり。筆法無邪気にして蕪村若き時の筆かとも思はる。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
これは
呉郡富春
(
ごぐんふしゅん
)
(浙江省・富陽市)の産で、
孫堅
(
そんけん
)
、
字
(
あざな
)
は
文台
(
ぶんだい
)
という者です。
古
(
いにしえ
)
の孫子が末葉であります。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「この六助は
蒔絵師
(
まきえし
)
だった」と去定は低い声で云った、「その道ではかなり知られた職人だったらしい、紀伊家や尾張家などにも、
文台
(
ぶんだい
)
や
手筥
(
てばこ
)
が幾つか買上げられているそうだが、妻も子もなく、 ...
赤ひげ診療譚:02 駈込み訴え
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“文台”の解説
文台(ぶんだい)とは、書籍や短冊などを載せるために使われた机状の台のこと。
(出典:Wikipedia)
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“文”で始まる語句
文
文字
文句
文言
文身
文箱
文明
文章
文書
文鎮