“ぶんだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
文台100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松宇しょうう氏来りて蕪村ぶそん文台ぶんだいといふを示さる。あま橋立はしだての松にて作りけるとか。木理もくめあらく上に二見ふたみの岩と扇子せんすの中に松とを画がけり。筆法無邪気にして蕪村若き時の筆かとも思はる。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
これは呉郡富春ごぐんふしゅん(浙江省・富陽市)の産で、孫堅そんけんあざな文台ぶんだいという者です。いにしえの孫子が末葉であります。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この六助は蒔絵師まきえしだった」と去定は低い声で云った、「その道ではかなり知られた職人だったらしい、紀伊家や尾張家などにも、文台ぶんだい手筥てばこが幾つか買上げられているそうだが、妻も子もなく、 ...