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據
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よんど
呼込では必らず
騷動にならんと思ひ腹の立のを
堪へ/\て久兵衞を
宥め離縁状を取んとすれ共彼
勿々聞入ず猶々
募りて不法を云ゆゑ
據ころなく後藤半四郎を
憎まぬ者なし紋太夫が惡事
露顯の
節に
扶持高も住宅をも
召上られ大膳は門前
拂となり
據ころなく水戸を
賣やと容子を尋ねけるに親十兵衞が
云々にて年貢のお金に
差支へ
據ころなく身を
賣時宜なれば何卒お
抱へ下されたく
如何樣の
憂ひ
悲しひ事成とも御主人大事御
客樣を