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揚雲雀
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あげひばり
ふりがな文庫
“
揚雲雀
(
あげひばり
)” の例文
来
(
きた
)
るべき公武の正面衝突の後に、また世界が応仁の昔になり、都が野原になって
揚雲雀
(
あげひばり
)
を見て歎く時代が来ないと誰が保証する。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
しかし同じ一輪の落椿を見てもまた一羽の
揚雲雀
(
あげひばり
)
を見ても、そこにその人が人生に対して深い味を持っている人と、持たない人にとっては大変な相違がある。
俳句の作りよう
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
駿府にはわざと泊らず、海近い焼津から一気に大井川を越えて、
茶摘歌
(
ちゃつみうた
)
と
揚雲雀
(
あげひばり
)
の山道を
見付
(
みつけ
)
の宿まで来ると高い杉森の上に三日月が出たので、
通筋
(
とおりすじ
)
の鳥居前、三五屋というのに
草鞋
(
わらじ
)
を解いた。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
足元を花に氣遣へば
揚雲雀
(
あげひばり
)
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
揚雲雀
(
あげひばり
)
——
阿剌吉
(
アラキ
)
のみ
魂
(
たま
)
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
あれ、なか
空
(
そら
)
に
揚雲雀
(
あげひばり
)
。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
揚雲雀
(
あげひばり
)
というものは、中空高く
囀
(
さえず
)
りつつ舞っているが、
己
(
おの
)
れの巣へ降り立とうとする時は、その巣より遥かに離れた地点へ着陸して来て、そこから麦の株や、
畦
(
あぜ
)
の間を
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
京外れで買うた尺八の歌口を嘗め嘗め破れ扇を差出しながら、宿場宿場の
揚雲雀
(
あげひばり
)
を道連れに、江戸へ出るには出たものの、男振りよりほかに取柄のない柔弱武士とて、切取り強盗はもちろん
叶
(
かな
)
わず。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
あれ、なか
空
(
そら
)
に
揚雲雀
(
あげひばり
)
。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
揚雲雀
(
あげひばり
)
なのりいで
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
揚雲雀
(
あげひばり
)
なのりいで
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
揚
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
“揚”で始まる語句
揚
揚句
揚屋
揚子江
揚足
揚羽
揚々
揚物
揚場
揚幕