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推遣
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おしや
ふりがな文庫
“
推遣
(
おしや
)” の例文
小使
恭
(
うやうや
)
しく
入来
(
いりきた
)
りて
卓子
(
テエブル
)
の上にそれを
載
(
の
)
せつ、一礼して
退出
(
すさりい
)
ずるを、と見れば毎晩新聞なり、綾子は
傍
(
かたえ
)
に
推遣
(
おしや
)
りて
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
満枝は飯桶を我が側に取寄せしが、
茶椀
(
ちやわん
)
をそれに伏せて、
彼方
(
あなた
)
の
壁際
(
かべぎは
)
に
推遣
(
おしや
)
りたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
沈み切っていた、職人頭の富さんが、運八に
推遣
(
おしや
)
られて坐に返ると、
一同
(
みんな
)
も、お
神輿
(
みこし
)
の警護が解けたように、飲みがまえで、ずらりとお並びさ、貴方。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
団扇
(
うちわ
)
で顔を隠さしったなり。
背後
(
うしろ
)
へ雪のような手を
伸
(
のば
)
して、荷車ごと
爺
(
じい
)
どのを、
推遣
(
おしや
)
るようにさっせえた。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
誰も居ないと見定めると、直ぐに、娘をわきへ
推遣
(
おしや
)
って、手代が自分で、
爺様
(
じいさん
)
の肩を
敲
(
たた
)
き出した。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“推”で始まる語句
推
推敲
推察
推量
推薦
推参
推測
推移
推古
推進機