ずて)” の例文
其の時聴衆みな言ってえらく、ばかりの佳作を一節切のはなずてに為さんはおしむべき事ならずや、宜敷よろしく足らざるを補いなば、あっぱれ席上の呼び物となるべしとの勧めにもとづ
夫婦別れをようか、世帯をしまおうかというのを、そばで聞いて居りますと、私も子供じゃアありませんから、聞きずてにもなりませんので、誠に申し兼ねましたが、お役には立ちますまいけれど
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)