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振向
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ふりむき
ふりがな文庫
“
振向
(
ふりむき
)” の例文
後
(
おく
)
れ馳せの老女
訝
(
いぶか
)
しげに己れが
容子
(
ようす
)
を打ち
睜
(
みまも
)
り居るに心付き、急ぎ立去らんとせしが、何思ひけん、つと
振向
(
ふりむき
)
て、件の老女を呼止めぬ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
大岡殿コリヤ直助と呼び掛けられしに
天命
(
てんめい
)
遁
(
のが
)
れ
難
(
がた
)
くハイと
振向
(
ふりむき
)
しを
夫
(
それ
)
縛
(
しば
)
れと云るゝを聞き南無三と
潛戸
(
くゞりど
)
を
迯出
(
にげいだ
)
さんとなすを同心ばら/\と立懸り忽ち
繩
(
なは
)
をぞ掛けたりける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
引手あまたであり
乍
(
なが
)
ら、いままで
大凡
(
おおよそ
)
の女子には
振向
(
ふりむき
)
もせなんだそなたが、我から恋をしていると言うからには、定めし相手は
稀物
(
きぶつ
)
じゃろう……
何処
(
どこ
)
ぞの姫か、
廓
(
くるわ
)
の
大夫
(
たゆう
)
か。
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“振”で始まる語句
振
振舞
振返
振袖
振顧
振分
振廻
振翳
振子
振切