“拘泥 ”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうでい79.5%
こだわ10.3%
こだ6.4%
かうでい1.3%
かかわら1.3%
こだわり1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“拘泥 ”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史80.0%
文学 > 文学 > 文学理論 作法6.1%
哲学 > 東洋思想 > 日本思想2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかし、半蔵の思い立って来たことは種々さまざまな情実やこれまでの行きがかりにのみ拘泥こうでいすべきことではなかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なほかつ平然としてこれを写生せるが如き、あるひはまた彼が一派一流の狭き画法に拘泥こうでいするのいとまなかりしが如き
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その翹望は、悲しい暗い過去にばかりとかく拘泥こだわり勝ちであった岸本の心を駆って、おのずと先の方に向わせるように成った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかし先生の方では、それに気が付いていたのか、いないのか、まるで私の態度に拘泥こだわる様子を見せなかった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
空気だ。遮ぎるものなく、拘泥こだわるものなく、澄み輝く空気を感じる。
透き徹る秋 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
どうして私の悪口わるくちを自分で肯定するようなこの挨拶あいさつが、それほど自然に、それほど雑作ぞうさなく、それほど拘泥こだわらずに、するすると私の咽喉のどすべり越したものだろうか。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
法律などに拘泥かうでいして大事が出来るか、俺など皆な国禁を犯して維新の大業を成したものだ、早速電話で言うて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
それで滝之助に向って、単に高田の松平家というような、一枝葉に拘泥かかわららずして、大徳川一門に向って怨恨うらみを晴らせ。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
と、何の拘泥こだわりもなく云えるはずだった。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)