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手鍵
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てかぎ
ふりがな文庫
“
手鍵
(
てかぎ
)” の例文
それで、一般に町人の若い者たちは、心掛けの好いものは、
手鍵
(
てかぎ
)
、差し子、
草鞋
(
わらじ
)
、
長提灯
(
ながぢょうちん
)
に
蝋燭
(
ろうそく
)
を添えて
枕頭
(
まくらもと
)
に置いて寝たものです。
幕末維新懐古談:16 その頃の消防夫のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
もう予定の薪は
焚
(
た
)
いてしまっても焼けないので、隠坊はがまんしきれなくなって、傍にあった漁師用の
手鍵
(
てかぎ
)
を執って死体の腹へ打ちこんだ。
妖蛸
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
成程
(
なるほど
)
先刻
(
さつき
)
店
(
みせ
)
へ
来
(
き
)
た
田舎者
(
ゐなかもの
)
の
土左衛門
(
どざゑもん
)
だから、
悪人
(
あくにん
)
ながらも
宜
(
よ
)
い
心持
(
こゝろもち
)
はしない、
身
(
み
)
の
毛
(
け
)
慄立
(
よだ
)
つたが、
土左衛門
(
どざゑもん
)
突出
(
つきだ
)
してしまへと
云
(
い
)
ふので、
仕事師
(
しごとし
)
が
手鍵
(
てかぎ
)
を
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
たり
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
鍵
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭