“てかぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手鈎37.5%
手鍵37.5%
手鉤25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白皙蒲柳はくせきほりうしつず、越中国えつちうのくに立山たてやまつるぎみねゆきを、先頭せんとうだい四十何人目なんにんめかに手鈎てかぎけた、登山とざんにおいては、江戸えど消防夫ひけしほどの侠勢きほひのある、この博士はかせことばしんずると、成程なるほど
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もう予定の薪はいてしまっても焼けないので、隠坊はがまんしきれなくなって、傍にあった漁師用の手鍵てかぎを執って死体の腹へ打ちこんだ。
妖蛸 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と、止めて広海屋は、手鉤てかぎを持った出入りのとび
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)