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手取
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てっと
ふりがな文庫
“
手取
(
てっと
)” の例文
「すぐフランス国境へ逃げださないと、もう間にあわないぞ、
手取
(
てっと
)
り早く、用意をしろ。——おい、早くここをあけないか」
人造人間の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これは
陸
(
おか
)
で探るより、船で見る方が
手取
(
てっと
)
り早うございますよ。樹の根、
巌
(
いわ
)
の角、この巌山の
切崖
(
きりぎし
)
に、しかるべき
室
(
むろ
)
に見立てられる巌穴がありました。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こちらの
世界
(
せかい
)
の
仕事
(
しごと
)
は、
何
(
なに
)
をするにも
至極
(
しごく
)
あっさりしていまして、すべてが
手取
(
てっと
)
り
早
(
ばや
)
く
運
(
はこ
)
ばれるのでございますが、それでもいよいよこれから
竜宮行
(
りゅうぐうゆき
)
と
決
(
きま
)
った
時
(
とき
)
には
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
またそれから種〻の古物をもいうことになったのである。骨董は古銅の音転などという解は、本を知らずして末に就いて
巧解
(
こうかい
)
したもので、少し
手取
(
てっと
)
り早過ぎた
似而非
(
えせ
)
解釈という訳になる。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
毎々
(
まいまい
)
申上
(
もうしあ
)
げますとおり、
私
(
わたくし
)
どもの
世界
(
せかい
)
では
何事
(
なにごと
)
も
甚
(
はなは
)
だ
手取
(
てっと
)
り
早
(
ばや
)
く
運
(
はこ
)
びます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
考えるまでもない、
手取
(
てっと
)
り早く
有体
(
ありてい
)
に見れば、正にこれ、往来
止
(
どめ
)
。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“手取”で始まる語句
手取早
手取川
手取形
手取疾
手取者
手取速
手取足取