いたづら)” の例文
旧字:
ナポレオンはあとでこの話を聞いて、腹をかゝへて笑つた。宰相も機嫌を直して笑つたが、ルイザめ、事によつたら、何もかもわきまへてゐて、こんないたづらをしたのかも知れなかつた。
大きい文字を書く折にはわざと筆を用ゐないで、きぬをぐるぐる巻にして、その先に墨汁すみを含ませて、べたべたなすくるのをひどく自慢にしてゐたといふ事だが、これなどもまあ一寸したおもつきいたづらだ。
婦人のいたづら4・2