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戞然
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からり
ふりがな文庫
“
戞然
(
からり
)” の例文
月
(
つき
)
が
晃々
(
きら/\
)
と
窓
(
まど
)
を
射
(
い
)
たので、
戞然
(
からり
)
と
玉
(
たま
)
の
函
(
はこ
)
を
開
(
ひら
)
いたやうに、
山々
(
やま/\
)
谷々
(
たに/″\
)
の
錦葉
(
もみぢ
)
の
錦
(
にしき
)
は、
照々
(
てら/\
)
と
輝
(
かゞやき
)
を
帶
(
お
)
びて
颯
(
さつ
)
と
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に
又
(
また
)
卷絹
(
まきぎぬ
)
を
解擴
(
ときひろ
)
げた。が、
末
(
すゑ
)
は
仄々
(
ほの/″\
)
と
薄
(
うす
)
く
成
(
な
)
り
行
(
ゆ
)
く。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
又激く
捩合
(
ねぢあ
)
ふ
郤含
(
はずみ
)
に、短刀は
戞然
(
からり
)
と落ちて、貫一が前なる畳に
突立
(
つつた
)
つたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
戞然
(
からり
)
と、どき/\した
小刀
(
こがたな
)
を
投出
(
なげだ
)
す。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
戞
漢検1級
部首:⼽
12画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“戞”で始まる語句
戞々
戞
戞矢
戞戞
戞〻
戞合
戞飛
戞戞戞