つつしみ)” の例文
旧字:
五に癩病などの悪きやまいあれば去る。六に多言くちまめにてつつしみなく物いひ過すは、親類とも中悪く成り家乱るゝ物なれば去べし。七には物を盗心ぬすむこころ有るを去る。此七去は皆聖人の教也。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
誠に君臣の大分たいぶん、骨肉の至親なるを以て、つねに思いてつつしみを加う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つつしみ深い態度ではいって来たので見ると
アイヌ神謡集 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
嫜の方の朝夕ちょうせきの見舞をかくべからず。嫜の方のつとむべきわざおこたるべからず。若し嫜のおおせあらばつつしみおこなひてそむくべからず。よろずのこと舅姑に問ふて其教にまかすべし。嫜若し我をにくみそしりたまふともいかりうらむること勿れ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)