意地惡いぢわ)” の例文
新字:意地悪
むしづのはしるほどやがることうたがひなしと苦笑にがわらひしておほせられしが『あるときはありのすさびにくかりき、くてぞひとこひしかりける』とにもかくにも意地いぢわるの意地惡いぢわるのや。
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
のぶさんかへ、とけて、やな坊主ぼうずつたらい、屹度きつとふでなにひにたのだけれど、わたしたちがるものだから立聞たちぎきをしてかへつたのであらう、意地惡いぢわるの、根性こんぜうまがりの、ひねつこびれの、どんもりの
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)