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惜
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おしい
ふりがな文庫
“
惜
(
おしい
)” の例文
叔父は
園田孫兵衛
(
そのだまごべえ
)
と言いて、文三の亡父の為めには実弟に当る男、慈悲深く、
憐
(
あわれ
)
ッぽく、しかも
律義
(
りちぎ
)
真当
(
まっとう
)
の気質ゆえ人の
望
(
う
)
けも宜いが、
惜
(
おしい
)
かな
些
(
ち
)
と気が弱すぎる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
一人は
年齢
(
ねんぱい
)
二十二三の男、顔色は
蒼味
(
あおみ
)
七分に土気三分、どうも
宜
(
よろ
)
しくないが、
秀
(
ひいで
)
た
眉
(
まゆ
)
に
儼然
(
きっ
)
とした眼付で、ズーと
押徹
(
おしとお
)
った鼻筋、
唯
(
ただ
)
惜
(
おしい
)
かな口元が
些
(
ち
)
と尋常でないばかり。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
惜
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
“惜”を含む語句
可惜
口惜
愛惜
最惜
負惜
名残惜
残惜
骨惜
惜気
不惜身命
哀惜
殘惜
物惜
口惜涙
惜別
惜氣
口惜紛
惜哉
愛好惜
惜毛
...