“真当”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞當
読み方割合
ほんとう66.7%
まっとう11.1%
ほんたう11.1%
ほんと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それは変った話を聞くものだな、本所の狸囃子というのは話の種にはなっているが、真当ほんとうにそんなものがあるとは思わなかったよ」
そして、自分の囲りにある物という物すべてから、いきいきとして、真当まっとうなあらたかな気が立ち上って来るように感じたのである。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
胸の中には絶望の声——「今度こそ真当ほんたう代人かはりが来た。きさまの運命は今日限りだ! アト五時間だ、イヤ三時間だ、二時間だ、一時間だツ!」
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
土牛氏の絵が千古に通ずる高貴な精神の現れた作品であるといふのが真当ほんとうだとすれば、その作品の良さは決して今に始まつたことではなかつたであらう、世間でも