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怖
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おそる
婦人のなかには
湯具ばかりなるもあれど、
闇処に
噪雑して一人もみだりがましき事をせず、これおの/\
毘沙門天の
神罰を
怖るゆゑなり。
見ると
欲心萌し年寄たる女一人
怖べきに
非ずと思ひ其夜
忍入て殺害なし金子奪ひ取り候と其手續きを
婦人のなかには
湯具ばかりなるもあれど、
闇処に
噪雑して一人もみだりがましき事をせず、これおの/\
毘沙門天の
神罰を
怖るゆゑなり。
こは
不思議と
驚怖るを見て、武士しか/″\の事ありしが
五体すくみて
動く事ならずといふ。